検査フロー

血液検査の結果を分析することで、様々な疾病の罹患の有無や危険度、健康状態などを、高精度で知ることが出来ます。
DEMECAL(デメカル)では、自己採血型の血液検査及び問診票の組み合わせにより、下記のように多様な検査キットを提供しています。
※「クラミジア+淋菌」の検査については、血液検査ではなくPRC検査(分泌液採取検査)となります。
デメカルで検査できる項目と内容
■栄養状態のチェック
総蛋白(TP)
血液中にはたくさんのタンパク質が含まれており、身体の代謝をスムーズに行うために働きます。この検査は血液のタンパク質を知る検査で、多くの原因で総タンパクは増減します。
総タンパクが高くなる場合は下痢・発熱などによる脱水・慢性肝炎・肝硬変・骨髄腫などの疾患や体質が考えられ、低くなる場合は栄養不良・糖尿病・肝臓の病気・腎臓の病気などが考えられます。
アルブミン(Alb)
血液中タンパク質の約65%を占め、栄養分などを全身に運びます。血液中のタンパク質を詳しく調べる検査で、その量や変化の仕方によって病気との関連を知ることができます。アルブミンは肝臓で合成されるので、肝障害が長く続くと減少します。アルブミンが増加する病気はあまり知られていませんが、低くなる場合は、栄養不足・消化、吸収力の低下・消耗性疾患・肝硬変・ネフローゼ症候群(腎臓の病気)などが考えられます。
■肝機能のチェック
AST(GOT)
GOTは肝臓や心筋、脳、骨格筋、腎臓などのに多く存在するタンパク質を分解してアミノ酸を作る酵素です。肝臓の細胞に多く存在するため、主に肝臓疾患の程度を知るための指標とされていますが、他の臓器の細胞に異常が起こった場合にも、血清中のGOTにもすぐに異変が現れます。そのため、肝臓の病気・赤血球、腎臓、肺、心臓の細胞が壊れた時にも増加します。また、激しい運動の後なども増加します。低い場合は、あまり病的な意味は無いと言われています。
ALT(GPT)
肝細胞などに存在する酵素で細胞が壊れると血液中に出て高い値を示すことがあります。GPTはGOTに比べると一番多い肝臓でも約1/3程度といわれ血液中には極わずかしかありません。 GPTとGOTの比率をみて肝臓病・血液疾患・筋疾患などの病気を鑑別することもできます。GPTあるいはGOTのどちらか一方でも異常値の場合でGPTよりGOTが高い場合、アルコール性肝炎・肝硬変・筋疾患・血液の病気などが考えられます。 GPTよりGOTが低い場合、慢性肝炎・脂肪肝などが考えられます。
γ-GTP
γ-GTPはアミノ酸代謝に関係する酵素です。アルコールの摂取に敏感に反応するのでアルコール性肝障害・胆道・すい臓の病気による肝障害の発見及び経過観察に用いられる検査です。この他、腎臓・すい臓・脾臓・精巣・小腸などにも多く含まれる酵素ですが、これらの臓器に障害があっても血液中に流れ出ることはありません。高い場合は、主にアルコール性肝機能障害などの肝臓病や胆のうの病気が疑われます。
■脂質のチェック
総コレステロール(TC)
血漿中に含まれる脂質成分です。血液の脂質は、血流に載って全身をめぐり、必要に応じて各組織や細胞でりようされます。総コレステロール値の高い場合、過食・運動不足・肥満・閉経後・家族性や遺伝など、また甲状腺機能低下症・ネフローゼ症候群が疑われます。
中性脂肪(TG)
中性脂肪はエネルギー源としては重要ですが、過剰に摂取すると体内に蓄えられ悪影響を及ぼします。中性脂肪は主に肝臓で作られる内因性のものと、食べ物に由来する外因性のものがあります。家族性・遺伝・生活習慣により影響を受けます。高くなる場合は、動脈硬化を促進する危険因子やすい臓炎の原因となります。
HDLコレステロール()
HDL-コレステロールは動脈硬化を予防する働きがあります。生活習慣による影響を受けやすい性質があり、高めであれば長寿といわれています。低下している場合は動脈硬化を促進させる可能性があり、高カロリー食・運動不足・肥満・喫煙・遺伝などに影響されます。
■血糖のチェック
血糖(Gluc)
血糖値とは、血液中のブドウ糖の濃度のことで、血糖値を測定することで、糖尿病であるか否かを判断できます。食後に炭水化物が消化されてブドウ糖になり、血液中に吸収されます。炭水化物は消化・吸収が速いため、血糖値は食後すぐに上昇します。したがって、食前か食後2時間以上経過後に検査することが望ましいです。血糖値が高い場合は糖尿病が疑われます。この他、妊娠・ストレス・肥満・過激な運動・ホルモン分泌異常・脱水・すい臓の病気で高くなることがあります。低い場合は、すい臓からインスリンが多く出される場合や糖尿病などの薬を服用している場合などが考えられます。
■肝機能のチェック
尿素窒素(BUN)
尿素窒素は血清の尿素に含まれる窒素分です。尿素タンパク質の燃えつきた物質として血液中には含まれており、肝臓でアンモニアからつくられ、腎臓を通過する時に一部は血液中に戻り、残りが尿中に排泄されます。尿素窒素の検査から腎臓の働きを知り、タンパク質の代謝の状態を知ることができます。高い場合、腎臓の病気・脱水・消化管出血・薬の服用・タンパク質の過剰摂取などが考えられます。低い場合は、タンパク質不足・妊娠中などがあります。
クレアチニン(CRNN)
クレアチニンは筋肉中のクレアチンという物質から作られ、ほとんど再吸収されることなく腎臓から尿中に排泄されるので、腎機能の状態を判断しやすく、腎機能の指標として良く用いられます。クレアチンが作られる量は筋肉量により決まるので、筋肉量の多い人は高め、筋肉量の少ない人は低めになります。また、高い場合は、腎臓機能の低下・心臓の病気・筋肉の病気・脱水・薬の服用などが考えられます。低い場合は、栄養状態の悪い場合が考えられます。
■痛風のチェック
尿酸(UA)
尿酸はプリン体という物質の代謝によって生じる燃えカスのようなものです。その多くは、尿と共に体外へ排出されますが、うまく排出されず血液中に多く含まれてしまうことがあります。これによって尿酸値が高くなると、痛風の発作や腎機能の低下の原因になります。高い場合は、腎臓で排出できない・尿酸が多く作られてしまう・血液の病気・プリン体を多く含む食事の摂り過ぎ・過食・飲みすぎ・激しい運動などが考えられます。低い場合は、とくに問題ないとされています。
■糖尿病のチェック
ヘモグロビンA1c(HbA1c)
血液を採取する直前の食事や運動の影響を受けやすい血糖値に対し、HbA1cは過去1〜2ヶ月の安定的な血糖値を知ることが出来るため、糖尿病の検査には欠かせない項目の1つとなっています。平均的な血糖値の維持やコントロールには、気長に食生活の改善や運動の実践などに取り組むことが大切です。